2011年10月27日木曜日

大阪人

晴れ

大阪人がサービス精神旺盛というのは良く知られている。それは大阪が商人の町だからだ。
”いらっしゃいませ”
”毎度おおきに”
”どうぞ上がってください”
このあたりは考えなくても口をついて出てくる。
その上、アドリブで笑いを挟んでくる。だから大阪、特にミナミは活気がある。笑わせたもん勝ち、儲けたもん勝ち、頭を下げることなんてなんともない。そういう大阪が大好きだ。

ここでは、ちょっと違う。いや、だいぶ違う。ここは京都文化圏の上に農村なので扱いがむずかしい。商人が頭を下げない。特によそもんには。
店主、家主、地主の類は、客や店子を小作として扱うので、たとえ金を払ったとしても、ありがとう、とは言わないし、笑顔も見せない。

ここに越してきた時は、大家、役所、商店、公民館、郵便局、レストラン、どこに行ってもサービス精神の無さにがっかりしたが、17ヶ月経った今は、それがコメディーに見える。

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