2011年3月7日月曜日

補助金

曇り

気温の変化が激しいので育苗ハウスの温度管理が大変だ。

県の職員が僕が師匠の下で受けている研修がきちんと行われているか視察に来る。
2008年末に始まったリーマンショックが発端の世界経済恐慌を受けて日本国内でも正社員雇用が大きく減らされた。それを大事と見た厚生労働省は総額6000億円の緊急雇用対策事業を立ち上げた。6000億円を47都道府県に支給し各地方で雇用を生み出す予算とした。僕が受けている研修制度の場合は、厚生労働省から兵庫県農政環境部農林水産局に、更に兵庫県有機農業研究会に受託事業として予算が下り、研修生に支払われている。

複数の補助金をもらうことはできない、ということをしばしば聞く。例えば兵有研の研修生は丹波市が出しているハウスを建てる時の補助金をもらうことはできない、これは完全に間違っている。
正しくは、これは県の担当者に確認もしたので本当の話だが、複数の
同種
の補助金はもらえない。例えば、兵有研から研修費用をもらいその上丹波市の農業研修生補助金をもらうことはできない。
でも
異種
の補助金ならいくらでももらってかまわないそうだ。例えば、兵有研の研修生でも丹波市がそれでも良いとするなら市の出しているハウス補助は受けることができる。現に丹波市は僕の身分も知っていたしそれでも出してくれることになっていた。

残念なことに僕は間違った指導をされ丹波市からハウス購入の補助金をもらうことができなかった。手続きを途中でやめるように指導されたという訳だ。30万円の補助を見送ったことになる。
でも、兵有研の研修生としてもらっている補助金があるだけでも師匠が始めたときから比べると恵まれすぎているのでこれで良しと考えようと思う。
これから補助金を受けようとする人はあきらめないで自分の責任と能力でとことん調べてください。いい加減な情報を自分の立場を守る為や他人の利益を妬んだり感情に任せて出してくる人はいます、気をつけてください。

そういうわけで、今立てているハウスは誰からも補助されていない、誰にも遠慮が要らない、妻と僕の財産だ。

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