せっかく京都に来たんだから、何もすることがないなら八坂さんまで歩こうということになった。
八坂さんまで来たら、円山公園を歩くし、そうこうしているうちに清水寺の音羽の滝を見に行こうということになった。
何故音羽の滝かと言うと、好きな落語、”はてなの茶碗”、の最初の場面だからだ。
落語を聴き始めてから初めてココに来る。
みんながしているように順番に並んで、滝の水を勺に受けた。そしてその前の茶屋で茶を飲んだ。
案の定ガラスケースには、その話にちなんだ茶碗が飾ってある。三年坂の下の瀬戸物屋で売っているそうなので見に行く。結局高いので買わなかったが、ご主人と話ができた。
上方の話では歌は1首しか出て来ないのだが、江戸の話では3首出てくるそうだ。江戸の話は聞いた事がない。
” 清水の 音羽の滝に おとしてや 茶碗もひびに もりのした露 ”
米朝さんが子どもの頃ラジオから流れてきた話を後年復活させた話だそうだ。多分、江戸ではその全編を、上方では面白いところだけを演じているのだろう。
落語は米朝さんが一番や。その中でもこの話が一番好き。
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