2011年7月28日木曜日

大納言

晴れ

隣町の春日町に大納言という名前の小豆がある。
あると言うのは、そこが原産地という意味だ。厳密には丹波市春日町東中なんだけど。

その大納言という小豆は大粒で鞘が黒い。でも東中の隣の集落に出るとそのように育たない。北海道産の大納言などは白鞘の小豆のと交配種で日本全国で育ちやすいように品種改良(?)されている。
でも、ホントに黒鞘で大きくてうまいのは、春日町東中でしかとれない。

なぜ大納言と名前がついたか・・・。
大納言、中納言、少納言と言うのは武士の階級を表す言葉だ。
殿中で抜刀した場合、理由に関係なく、中納言、少納言は切腹を申し付けられたが、大納言はそうではなかった。大納言は腹を切らないのだった。
一方、その小豆は煮ても焼いても、はち切れること無く美しい大粒のままでいたらしい・・・。

地元の爺さんから聞いた。

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