2010年10月26日火曜日

黒猫

雨。寒い。

先生の畑で仕事をする日は、朝1時間だけ自分の畑をしてから先生の畑に行くことにしている。でも最近作物が増えたので1時間では短い。もう少し早く行こう。

午後から急に寒くなり、真冬用に買った上下を着込む。それでちょうどいいくらい寒い。
仕事終わりには寒すぎて、ハウスのサイドを閉めておく必要があったので回り道をして帰った。
5時40分だけどもう暗い。

車道に黒猫がはねられている。
こいつは先生の鶏舎に牛乳を飲みによく来る奴だ。今日もその子供を見た。先生の話では鶏舎は蛇と猫によって鼠から守られてるらしい。つまり世話になっている猫だ。
その猫がはねられて道の真ん中に転がってる。頭から大量に血が出ている。さすがに放っておけず、道路脇によけてやった。
帰ろうと車に乗り込む。
「待てよ。」
車を降りて。もう一度猫の体に触ると暖かい。心臓もかすかに動いてる。脳をやられてるのでもうすぐ死ぬとは思うが、どうせ死ぬなら飼い主に届けてやろうと思い、目の前の家に聞いてみると、奴は野良猫らしい。でも数件隣に餌付けされかわいがられているそうだ。
聞いた家のおばさんはその猫が大嫌いで、事故のことを話すとここにおいておかないでくれと言う。その猫をかわいがっている人の家に行ったが留守だった。仕方が無いので家の前に置いて帰った。
心が痛むが仕方が無い。南無阿弥陀仏。

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