2010年10月30日土曜日

丹波太郎

曇り。

結局台風の影響はこの地方には無かった。

昼、畑に向かう前に、昨日出荷した野菜を”丹波太郎”に見に行ったら、少し売れていた。手ごたえがあるとうれしい。
丹波太郎は地元の直売所の名前だ。”有機の里いちじま”と店の外に大きく書いてある。
この市島町は関西では初めて集落を上げて有機農業を取り入れた最初の場所だ。有機農業を始めたのはホンの一部だが、それが1970年代前半のことだから日本の中では目覚めるのが早いと言える。それから40年経った今でも慣行農法が圧倒的に多い。ただし、僕らのようにIターンでここに来る新規就農者は全員有機農業をしている。
そういうバックグラウンドがある市島町の野菜直売所に”有機の里いちじま”と書かれていたら、ここで売られている野菜は有機野菜なんだな、と誰でも思う。ところが、有機野菜の扱いは少なく、農薬・化学肥料が使われた慣行農法の野菜が圧倒的に多く有機JASを取得している生産者の野菜はほとんど出ない。
この丹波太郎は県の予算で立てられた。そのお店に”有機の里いちじま”と書かれている。その動きを引っ張った地元の名士は有機農業をしている訳ではない。変なことがおきている。
http://www5.nkansai.ne.jp/org/tanbataro/

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