オレも原子力発電所が無い世の中のほうがいいと思っているけど、デモとか人の鎖とかは労力の割には効果が無いし、逆効果な面も多い、と思っている。俺はヤナ奴だなぁ。
確かに話的には面白いし、感情を高揚させるんだが、ああいう(使いたくない言葉だが)ヒッピーとか柔らかいインド服に身を包んだ人たちに別世界感があって親しみが持てない。どういうわけだか時々俺はその人達に劣等感を感じている。ああいう風にしないと命を大切にしてるってことにはならないのか、って感じで。それで少しは真似てみるんだが、何やってんだ俺は、とすぐ取り直し普段の俺に戻る。
再稼動反対を訴えるために、愛だ愛だの言って、ドラムを叩いて、トランス状態に入っているかのようにブラブラ踊る、ってのは、スリルを求めて来た飽き足りない都会人の遊びに見える。悪いな。
みんな愛は持ってるさ。
警備している機動隊は仕事に忠実なだけで、道を明けるように口説かれても、原子力発電の怖さを諭されても、愛されても、踊られても、怒られても、泣かれても、どうしようもできないだろうし、道を明けてくれることもない。
仮に原子力発電所管理室に入れてとしても、愛では、原子力発電所は止まらない。
なぜなら、当然のことながら、機動隊も原子力発電所職員も国の命令で動いているからだ。国が威信をかけて再稼動に挑んでいるんだ。
つまり、解決の糸口はそこには無いのだ。
反対意見数を示すことができるので全くの無駄ではないが、残念ながらそう見るのが、俺のような普通の奴の目線ではないだろうか。すまん。
そうでない大真面目な人もいるってのは忘れてはいかん。
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