2012年11月6日火曜日

農薬

農薬とは何か。
農業に使う薬と考えていい。その分類は、虫を殺す殺虫剤、病気を防ぐ殺菌剤、草を枯らす除草剤、にざっくり分けられる。何かの生き物を殺す薬なのだ。戦争技術の平和利用と言う人もいるし、事実毒ガスの技術が生きている。そんなものを食べ物作りに使って良い訳ないので、人間は賢いからその対象物だけを殺すように改良を重ねてきた。戦後に比べれば農薬は随分進化した。だが全くもって不十分だ。まだまだ食べ物にかけて食べて完全に安全とは言えない。農薬メーカー、販売店、農家はそうは言わないが。彼らも自分の食べ物には農薬がかかっていないほうが言いと考えている。少なくとも愛する人に勧めることは無い。
一般の食べるだけの人たちも賢くなってきている。農薬がかかっていないものが食べたいというニーズが増えてきている。そこでだ。
殺虫剤の中には、天敵殺虫剤とか微生物殺虫剤とか天然物質由殺虫剤というのがある。
スワルスキーカブリダニはトマトの害虫のコナジラミ・アザミウマを捕食する。ハモグリコマユバチはトマトの害虫ハモグリバエの幼虫の体内に産卵し寄生しホストを殺す。BT剤の微生物は納豆菌類で蝶や蛾の幼虫がBT剤が散布された葉を食べるとお腹を壊して死ぬ。スピノエースの成分スピノサドは放線菌類から抽出された成分で蝶や蛾の幼虫の神経系を破壊して殺す。ボルドーは銅の殺菌力で葉カビの胞子を殺す。など、人が手をかけないでも存在する物を使って病害虫を防ごうというのだ。これらは有機JAS法で有機農家にも使用が許可されている。
これが僕が知りたかったことだ。僕が知りえた有機農業者が知りそうで誰も知らなかったこと、教えてくれなかったことだ。

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