2012年3月1日木曜日

農業の入り口

2010年6月1日に始まった研修は2012年3月31日に終わる。
その間22ヶ月間、僕の場合、週3日師匠の少量多品目農場で働いて、残りの4日は集落内に借りた小さな自習農地で自分の農業をする。研修前に描いていた目標とする農家像と今現在目標としている農家像はとは大きく違う。研修前は、少量多品目で季節野菜を栽培し野菜ボックスを消費者に届け、都会の人たちのためにレンタル農地を設け野菜塾を開催し、共同生活できるゲストハウスを併設する、という多様なものだった。希望にあふれているが、ある有機農家が、チャンチャラ可笑しい、と言った意味が今は分かる。今の農家像は、有機でトマトを周年栽培し、人を雇い、農家を育てたい、と思っている。かなりシンプルになってしまったが、基本は変わっていない。都会の人・働く人と農業の距離を縮めたいのだ。
そういう意味では、少量多品目有機農業を研修先にすることは、農業界を広く見渡すことが出切るので、農業の入り口としてよかったと思っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿