2010年6月30日水曜日

狸になめられてる

先生が帰ってきた。

AM鶏舎に行くと鴨が減っている。23羽が13羽に減っている。狸にやられたようだ。
先生がいない日に偶然襲われたんじゃない。狸は先生がいないことを森の中から見てたんだと思う。つまり僕は狸にカウントされてないって事だ。

ハウスのトマトに水をやる。空になった水のタンクに乳酸菌発酵させた牛乳を入れる。これをきゅうりに追肥としてまく。たんぱく質と乳酸菌を補給する。
ハウスのトマトの芽かき。
インゲンの初収穫。

コメリでローラータンク500L用を購入、パレット5枚をもらう。

2010年6月29日火曜日

助成金

雨っぽい。
今日は終日先生がいない。
AMは鶏舎の世話。鶏に与える草を10箱分刈る。6箱は明日の分として残しておく。一人で鶏舎の世話をすると結構時間が掛かる。

Y子さんに挨拶に行く。
山で竹を切らせてもらって作付けしたときの支柱にしたい。今日は雨が降りそうなので始めての山に入るのはやめといて、金曜日晴れたら入らせてもらうことにする。

きゅうりとズッキーニを収穫する。
雨が降るといきなり大きくなるので、大きくなりすぎて売り物にならなくなる前に収穫しておく。それから草引きをする。一人でやるとツライ。

きゅうりは水分が95%くらいあるので、保存するときは乾燥から守ることが大切。先生はきゅうりを並べ、新聞を敷き、また並べて・・・その上からジョロで水をたっぷりかけておく。

ちなみにジョロはポルトガル語のjorro(噴出)から来ている。

午後は普及センターに行って経営体育成交付金について聞く。機械(トラクターなど)や施設(ハウス)の費用の半額を農林水産省の予算でカバーしてくれるというもので、認定就農者が受ける権利を持つ。
認定就農者の申請は県知事、交付金の申請は市にするというややこしいものでこれをばっちり理解している人は新規就農者には少ない。いても申請書類の説明を聞いただけでやる気がうせる。
認定就農者の申請はできそうだが、交付金を受けるのは難しそうだ。
トラクターに限って言えば、法定耐用年数が3年以上残っていないといけないそうだ。トラクターの法定耐用年数は7年と決まっているので4年落ち以内で無いといけないそうで、そうなると価格が高くなる。助成を受けて100万の物を買い50万円支払うか、助成を受けないで30万円のものを買うか、どちらがロスがないだろうか?

2010年6月28日月曜日

リアルな意見

先生宅に訃報が、先生の義理のお父さんが昨日の夜亡くなったそうだ。
先生は夜お通夜に行かないといけないので、農作業はAMだけして出かけられた。

そのあと、少しだけ夕方の出荷に備えて荷造りをする。先生が昨日の夜終わらせている分と合わせて夕方出荷場に届ける。

午後に時間ができたので、土壌分析器補助事業の申請書類を書く。30万円ほどの助成金が出る事業だ。こういう手の書類は一見ややこしくてやる気がうせるのだが、10分もにらめっこしてると大体見当がついてくる。そこで記入方法と応募要項についてを、農林水産省、近畿農政局、土壌分析器メーカーに一通り聞いてみる。するとさらに見えてくる。
応募資格は3名以上の農家の任意団体であること。提出添付書類の中に任意団体の約款を含むこと。この約款、通常ならあきらめてしまう響きだが何のことはない。というのも採択には面接、圃場見学は一切なく、書類だけが物を言う。ならば、お役所が気に入る内容で約款を作ればいい。
2時間ほどで書類作成完了。

夕方出荷場に行って出荷作業を手伝う。
先生は他4つの農家と共同で週三回消費者団体に専用トラックで出荷している。それぞれの農家が持ち寄った野菜を70ほどの専用箱に分けて詰める。

作業後、参加農家の内、地元の農家の人が、”市島では研修だけ受けて就農は他で減農薬農業をしろ”という。本意は、
”市島は冬作付けができなくその間売り上げがたたないし、暖かい時期でも都会から遠いので売りに行くには2時間かけてトラックで運ばないといけないので農家としてやっていくのは大変だ。暖かく都会に近い条件のいい場所を選ぶのが良い。さらに、有機農業では事業拡大が大変なので減農薬農業をして大規模農業をしなさい”と、かなりリアルな意見をもらった。
うーむ。

家に帰ってポケットからカメラを出すと何か様子がおかしい。電源を入れてみると砂が噛んでレンズが出ない。オダブツかな?

2010年6月27日日曜日

I did nothing

今日は何もしませんでした。

認定就農者の書類作成もしない。
土壌分析器の助成金申請書類作成もしない。
畑に行って石拾いも草引きもしない。
不在着信には電話かけない。
漫画は字は読まない。
ギターも弾ける範囲で弾く。
音楽も同じ曲ばかり聴く。
雨が降ってるのをしめしめと思う。

引越ししてから初めて何もしなかった日。

2010年6月26日土曜日

先生カッコイイ

I上さんの結婚披露パーティーが今日。市島町の新規就農者、地元の有名農家、I上さんの友達が集まる。
大雨。

一人一品持込なので、さば寿司・かつおのたたき、を用意する。こういう時ってセンスが問われるので慎重に行こう。
時間ぎりぎりで家を出て駅に着いたら人身事故で電車が遅れると言う。仕方がない。

会場は篠山の山の中のお寺の離れで建坪30坪ほどのログハウス。入り口ですれ違った御住職はお金が集まる感じの顔をしてた。

13時の開始から17時の解散まで演奏に次ぐ演奏。僕らのオーガニックバンドは最初に2曲演奏して前座的な役割を果たしたと思う。
最後のみんなで踊り狂いまであっという間に時間が過ぎた。踊り狂いのきっかけを作ったのは、先生だ。ジャンベバンドの最中に先生が”踊るぞー!”と発狂じみた声で僕の体を揺するので、それでスイッチが入った。先生はクレイジーダンスをしている。若いときブラジルで過ごしただけあって太鼓のリズムを聞くと体が勝手に動いてしまうようだ。ボス的な人がメチャクチャになるとみんなメチャクチャになりやすい。おかげですごく盛り上がった。
踊り終わったら、先生すぐ帰ってた。カッコイイ。
先生がオーガニックバンドのボーカルになるらしい。

2010年6月25日金曜日

巡る曲

早く起きて自分の畑に向かう。できたら今日作付けをしたい。
一輪車、レーキをコメリで買って。
草を刈って、刈って、刈って、刈って。
石が多いので集めて集めて。

昼からI上さんが畑をすいてくれたので畑らしくなった。
少しずつ変わっていくよ。

オーガニックバンドの練習はO田さんの研修先のキャラバンでする。

ここ数日間頭の中をぐるぐる回ってる曲名がある。”この東京でー・・・”って歌詞が入ってる女性ボーカルの切ない感じの歌だ。ネットで調べたらジャングルスマイルの”同じ星”という曲だった。
http://www.youtube.com/watch?v=Loh6BH8_xfs
なんだか泣けてくる。

こういうことってない?脈略もなく同じ歌がぐるぐる頭の中を回る。たいてい自分ではその曲名を思い出せない。そういう曲を集めてマイベストを作ってみたい。

2010年6月24日木曜日

オーガニックバンド

AM鶏舎で飼料作りをする。この作業結構好き。長年考えに考えたレシピを教えてもらってると思うと、胸がジーンとなる

もうそら豆が終わったので片付ける。
マルチに乗った土をどけて、そら豆を抜き、支柱を抜いて、マルチを巻き上げ再利用しやすくする。

PMはニラを収穫する。
これ時間掛かるよ。草引きしながらニラを刈って行く。その草引きの間にトマトが生えてる。鶏舎から取った堆肥から生えてきたって先生が言ってた。そのトマトをもらってうちの畑に植えようと思う。

打ち合わせの結果、不確定要素が多いので収穫体験の依頼はなくなった。

夜はオーガニックバンドの練習に行く。
メンバーは、O田さんがジャンベ、スッチャンがボーカル、僕がギター。
スッチャンの家の作業場で練習するんだけど、その作業場でかい。建物はワンルームマンションが50部屋くらい入れそうな大きさ。
ホールみたいな感じで音が響いてた。大農家だ。

2010年6月23日水曜日

2年先輩のT水さん

ここ数日色々な人に収穫体験ツアー40名の企画の受け入れをしてもらえるかどうかを聞いて回っている。クライアントの希望は40名を1ヶ所で収穫体験させたい。
40名が収穫すると通常の出荷分がなくなるとか、畝を傷つけられるとかの理由で断られ続けている。

AM鶏舎に向かう。
鶏舎裏のサツマイモの畑の苗が枯れているところに新しい苗を植える。サツマイモは葉の付け根から根が生えるので茎を切って植えるだけで株が増える。
それからビタミン菜の収穫。もう終わろうとしてる。
鶏舎裏の倉庫にしまってある小さいトラクターを先生が貸してくれると言ってくれたので、いい中古トラクターが見つかるまで自分の畑を耕すトラクターの問題は解決。一安心。

夜は、2年兄弟子のT水さん宅にお邪魔する。T水さんは3ヶ月の新婚ほやほやです。家は隣の春日町にあって、山、畑つきの古い農家を買い取られました。家にお邪魔するのは今日が始めてです。
家を見てびっくり。立派過ぎる農家だ。
T水さんはついている男だ。
家と畑が欲しいと思えば見つかり、トラクターが欲しいと思えば見つかり、結婚したいと思えば見つかる。
奥さんにも初めて会うのだが、すごく素敵な人だった。Y子さんという。
Y子さん自身もお百姓になるのが希望で、九州のA峰さんのところに弟子入りしていたくらい百姓生活に対しての情熱は大きい。
2時間があっという間に過ぎた。11時になったので家に帰った。

2010年6月22日火曜日

いつも何かしてる

いつもの時間に起きると体が重い。5月1日に引っ越してからノンストップで動き続けた疲れが出てきたようだ。何もしない日が欲しい、といいながらその日が来ると何かしてるんだと思う。

AMは丹波市の補助の書類を提出に農政課に行く。T見さんに会うのは3回目。この人、丹波市役所の中ではできる人みたいでみんなの評判がいい。
その後に普及センターに移動して、認定就農者の手続きについて聞く。こないだ市に提出した書類と同じフォームなのでたぶんすぐ書けると思う。

その後、評判良いKムラ不動産によって、春日町の家を紹介してもらう。980万円で7DK、20坪ほどの庭、同じく茶畑・田んぼ・山の一角がもれなくついてくる。家には相当手を入れないと住めないのでここは買えない。
この辺りは市島と違い鹿よけのネットが仕掛けられていないのがいい。

PMはIさんから引継ぎの農地の草を刈り、そら豆のネットを2畝片付ける。
Iさんがウーファーと先に来ていた。早く片付けて欲しいのだけれどなかなかすすまない。作付けは先になりそうだ。こんな天気良いのに持ったいないと思う。

夜は土壌分析会に行く。Iさんの畑のサンプルを分析してみる。
Iさんの畑は端の方に土が偏っているので水はけに偏りがある。それがどういう風に影響しているか見たいと思い、キャベツの畝の両端のサンプルを採取した。
結果土は両端ともPH4.8の酸性気味で、長年ぼかし肥を投入し続けたために燐酸とカリウムの数値が高い。Mg、Fe、Mnは全くなし。窒素もほとんどなし。これが分かったら少ないものを投入すればいいのだけれど、コストの掛からないものを選んで行くのがウデのようだ。

2010年6月21日月曜日

Yさん離脱

いつもの時間に起きるけど遊びすぎたせいで体が重い。

AM鶏舎の世話の前に、出荷用の大根を30本収穫。
割れてるのは出荷できません。ゆっくり生長するところと急に成長するところの密度の差で割れます。速度の差の原因は雨。雨が降ると堆肥中の窒素が水に溶けて植物に吸収されやすくなるので急に成長してします。

その後鶏舎。
餌を作る。まだ配合を覚えてないのでメモを見る。
最近ニワトリがかわいく見えます。寄って来て撫でると喜んでるように見えるヤツもいるし。先生の鶏舎の鶏きれいです。

サトイモの草引き、ぼかし追肥。
ぼかしってのは、フスマ、ぬかなどのたんぱく質を微生物で分解させアミノ酸に近づけたもので窒素が吸収されるのが、堆肥よりも速い。

茄子の脇芽かき。三節までの脇芽をかく。それ以上の部分は後々紐でつるす。

小さな蛇がとぐろを巻いていた。
作業終わり。

P&Nへの出荷についてまとめたのだけど、一番頼りにしていたYさんは出荷しないと断られた。自分で配達とか、家を作るとか、めんどくさいから、考え方の合わない人と一緒にやりたくないそうだ。でも出荷先をどういう風に確保していくつもりだろう?
他をあたろう。

2010年6月20日日曜日

自分の畑

朝ごはんをゆっくり食べて、SとHと畑に向かう。その途中、コメリでジェリ缶、ガソリンスタンドで混合油、M本機械で草刈機を買う。
買うのだけど、個人経営になればなるほど話が長い。一番長かったのはM本機械の社長。詳しく説明してくれるんだけど、詳しすぎない?物は決まってるのに受け取るまで30分は社長のレクチャー聞いたよ。ま、その間に雨やんだからいいけど。

今日の畑はI上さんから引き継ぐ自分の畑。Iさんはもう隣町に引っ越したのでこの畑の面倒は見れないので、収穫後の畝がほったらかしになっている。キャベツは花が終わって種が取れるほどになっていた。オイオイ。

SとHで豆のポールネットの解体をしてもらって、僕は延々草を刈った。
3人で1時間半ほど作業して5畝位が、とにかく、平らになった。作業はここまでにして、ダムの周りをドライブして、福知山温泉に行った。
http://www.fukuchiyamaonsen.com/top/onsen01.html
建物はお城みたいだし、露天風呂には日本庭園がついていたし、ここいいね。
帰りにすごい大きいショッピングセンターを見つけた。PLANT3と言う。
http://www.plant-co.jp/index.html
大きいし何でも売ってるし安い。ここで、シーフードBBQの用意を買って家に帰る。
このBBQが終わったらSとHは大阪に帰ると思うと寂しかったよ。
何回も言うけど都会の人との話って楽しい。

2010年6月19日土曜日

大阪からの友人

Sが彼女と一緒に遊びに来てくれると言うからトマト鍋の用意をする。

Sは大阪の(今は無き)老舗バーMogamogaで今年の1月くらいに会って、以来数回一緒に飲んだ。アメリカのミシガン州出身で、日本では中学校で英語の先生をしている。年はたぶん30歳前くらいだろう。僕は奴の話し方が好きだ。ゆっくり分かりやすく優しい声で話す。背が高い、190cmくらいかな。
大学生のころから有機農業を経験していてオーストラリアではバイロンベイの近くでParma cultureっていう農法の農場に数ヶ月、日本では千葉のブラウンズフィールドに数ヶ月いたそうだ。
パーマカルチャーはここ↓ね。
http://www.pccj.net/aboutpc/aboutpc/
ブラウンズフィールドはここ↓ね。マクロビオテックってことをしてる。
http://www.brownsfield-jp.com/brownsfield.htm

氷上で必要な買い物をして、家を掃除して、5時15分に市島駅に迎えに行く
彼女のHちゃんは今日始めて会った。Sと同じような雰囲気で落ち着いててフレンドリーで明るい、いい感じの人だった。あとで分かったけど、地元近所で高校の後輩だった。

市島を少しドライブして、家に帰って、台所でして、トマト鍋を始める。
ご飯終わったところでワイン3本空いてたので、涼みに散歩に出る。
最初ホタルを見に行くだけのつもりが結局家の周りを1時間くらい散歩した。
家の近くにホタルがいるなんて・・・。

都会人との話はテンポがよくて楽しいな。

2010年6月18日金曜日

Higher ground

今日は兵有研が運営する”八百屋+レストランカフェ”の”はたんぼ”で野菜の販売研修を受ける。場所は甲子園近く。
指定の時間を間違えて30分遅く到着。開店の準備を手伝うがなんか身の置き場がないな。僕バイトに来たんじゃないねんけど・・・。
開店前に傷んだ野菜の葉っぱをちぎってたら、いけてる女性が店に入って来たので、ほー、と思ってた。客ではないようだった。
よく見ると神戸大会のツアーで知り合いになったTさんだった。Tさんは外国経験が豊富で、自立心、人との係わり方、ポジティブさ、服の選び方が世界で通用する感じの人。立ち姿が美しい。東京の農業関係の出版社に勤めていて、取材をし、写真を撮り、文書を書く多才な人だ。今日は”はたんぼ”のマネージャーのM岡さんを取材に来た。
M岡さんは農家ではないけど、有機農業を広める活動を長くされてる人で、神戸市東灘区にある(今や)老舗の八百屋カフェを有名にした実力者。ルックス、話し方、身のこなし、頭の回転、観察力どこをとっても文句なしのナイスガイ。この人と仕事ができるのはラッキーだと思う。

この研修の目的は、不特定多数の消費者に選んでもらえる野菜とは何か?を現場で感じること。
・有機野菜の雰囲気を失わない程度に野菜が美しいか
・パッケージが傷んでないか、ラベルのデザインが良いか
・野菜の品種で関心をひけるか
・値段は安すぎないか、高すぎないか
こんな感じのことを知るための研修らしい。
確かに、提携、地元のスーパーなどのいわゆる顔の見えるクローズドマーケットでは少々荒いものでも通用するが、不特定多数の消費者となったらそうは行かない。

農薬・化学肥料で見た目を整ええられた慣行農法の野菜と比較されるからね。

見た目って大事よね、野菜も人も。

研修後、ららぽーとにあるKという子供が職業経験をするアミューズメントパークに市島町での農業体験を売り込みに行く。企画部長のAさんと5分くらい話ができた。この会社の本社は東京にあり、本社の新規事業企画部ですでに農業体験を完了しているそうだ。関西ではまだ実績はないらしく市島町にもチャンスはある(と思う)。後日企画書を提出すると言って帰ってきた。

その後、三宮でP&NのEさんとSさんに会う。
こないだ提出した企画書に満足してくれているようだ。
特にSさんはどんどん野菜販売企画を進めて行きたいようで、そこで得た利潤は田舎にP&Nの家を持つなど今後の活動の基金にしたいそうだ。
野菜販売だけでも頭の中ですぐには生産者側がついていけないような壮大なプロジェクトに仕上がってるみたい。とにかく少ない人数で野菜販売を3ヶ月くらいテストして来年の春から徐々に大きくしていきたいとお願いをした。そのために必要な資料作りをお互い約束する。
Eさんからの提案で、テスト期間中の野菜宅配は僕がする。そして字の如く顔の見える関係をつくってみようと思う。

2010年6月17日木曜日

蛇を轢いて ムカデを握る

AM鶏舎の世話。
田んぼの鴨は雑草を食べつくし、さらに草を求めて稲を傷つけてるらしい。だから、田んぼの鴨を数匹鶏舎に隔離する。鴨が減るとその分糞も減るので土中の養分も減るので、稲が回復したら鴨を戻すそうだ。
その後、青梗菜の収穫。後で先生から出荷する予定の束がぴったりできたと聞いた。葉物は虫食い分がロスになるので収穫分が足りないとか、多すぎるとか起こりやすくぴったりを収穫できたときはうれしい。

天気がいいのでジャックジョンソンを頭の中で歌いながら気分よく正面の山を薄目で見て運転してたら、蛇を轢いた。
なんとも言えん感触がハンドルを通して伝わってくる。

午後は白いハウス横畑のごぼうの草引きと間引きをした。
その間にM本機械に中古トラクターを探しに行った。来週くらいには作付けできそうだし。そろそろトラクターを準備せねばね。
中古なので予算に合わせて探してもらうことができる。社長の話によると、トラクターはオイル交換などメンテナンスさえしっかりしていればそんなに悪くならないそうだ。そのほか悪くなるのは駆動軸のオイル漏れに土が噛むなどパッキンの劣化によるものが多いけれど、それさえ手入れをしていればかなり長い間使えるそうだ。
ちなみにトラクターには走行距離メーターはなくて走行時間メーターがある。

畑に戻ると先生が鹿が畑に入った痕跡を見つけていて、早速対応していた。対応が早いのもすごいけど、見つけるのがすごい。動物の進入方向が足跡とか食べ方でわかるんだからすごい。

その作業中アクシデントで20cmくらいのムカデを素手で握った。あいつら結構肉厚で、気持ち悪い感じは表現しがたい。

2010年6月16日水曜日

有機野菜はうまい

AM鶏舎の世話。飼料を作る。
そら豆を収穫する。いいのが少なくなってきた。そら豆の季節が終わりみたい。
Iさんに連絡し引き継ぎをさせてもらう畑のうちすぐ使える部分を教えてもらう。広さにすると5畝くらいあるので初心者には十分だね。
何植えよう。

午後の休憩のときに大根をもらったので、冷やしうどんに乗せたら、めちゃめちゃうまい。大根の辛さ、味が未経験ゾーン。これが大根ですって味でした。

PMは麓の畑でスナックえんどう、オランダ豆の収穫。こちらももうすぐ終わる。それから大葉、ピーマンの畝の草引き。
12日に僕が遭遇したKチガイさんが、Kチガイになる前には先生の恩人だったことが分かった。昔は市の職員で先生の就農、家探しに協力してくれた人だったらしい。

先生から帰りに野菜をたくさんもらった。その中においしそうな菊菜が合ったのですき焼きにして食べた。
菊菜って最後に入れて最初に食べて、忘れてると泥みたいになるのしか食べたことなかったけど、先生の菊菜は煮込んでも色も歯ごたえもちょうど良くいい香りがした。有機の野菜ってホントにおいしい。

食べ過ぎておなかをこわした。

2010年6月15日火曜日

土壌分析

曇り。
7:00AMごろ、畑を貸してくれるY子さんから電話があって、”さば寿司をつくるから今日のお昼に食べに来なさい。”と。
その後O田さんから電話があって、バンドの練習が今日になったから夜に着てくれ、と。
昼休みに市役所に家賃補助の書類を提出しに行く予定なので忙しくなりそうだ。

AMは鶏舎の世話。鶏舎周りの草を刈りをする。まだ自分の思うようにできないな。草刈といっても奥が深い。地面すれすれに刃を動かすと地面と刃が触れる回数が増えて刃をいためるので、そうならないように慎重にストロークする。かつ、後で草を回収しやすいように草をまとめて地面に置くようにコントロールするのがむずかしい。刃が回転しているので気をつけないと回転の力でバラバラに飛び散ります。

他、昨日収穫した玉ねぎをハウスに並べ、干しやすくする為に数玉づつ縛る。
トマトの脇芽かきをする。
トマトととうもろこしの畝の間に追肥をまく。追肥は主に窒素を補給するためにします。畝間に施肥してそこから土に浸透して吸収されます。

午後は雨が強くなってきたので畑仕事はせず、土壌分析を教えてもらいました。土壌分析とは畑の土の中の植物に必要な栄養を測定することです。その結果で不足している栄養を補います。測定できるのは、窒素、燐酸、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、マンガンとPhです。
これをするおかげで経験とカンに頼ってきた有機農業を数値で管理することができ、技術の共有が可能になります。

夜はライフピア市島という大きな公民館でバンド練習をしました。といっても参加者は3人です。4時間借りて料金が1400円と破格です。
Iさんの結婚披露パーティーで1曲演奏することになりました。
練習の後、次回の練習の予約を取ろうとしたら、受付のおっさんが理由にならん訳の分からない理由で断ってくるので、30分ほどやりあって予約をしました。

2010年6月14日月曜日

就農計画書完成

今日は飼料用ぼかしのつくり方を教わりました。
しかし、これ何のために餌の中に入れてるんだろ?
肝心なこと聞くの忘れた!

鶏舎裏のレタスの収穫45個。これでここのレタスはなくなりました。
S電子前畑で青梗菜の30x250gの収穫。虫食いの葉を落とすとしても10kg有ればたりるだろう。

昼休みに丹波市に提出する就農計画書をつくる。(続く)

PMはにんにくの収穫。1000株くらい。茎がすっぽ抜けるとスコップで掘ることになりめんどくさいので注意しながら抜く。でも握力なくなってくるので最後はすっぽ抜けだらけ。しんどかったわこれ、腰も痛いし。
それをハウスの床に並べて乾燥させる。
そのあと玉ねぎの収穫、300kgくらいかな。

夜も就農計画書を作る。
これね、畑に何を植えるか、それが何月から何月まで畑にあるから、その後に育てるのはこの野菜で、輪作障害が出ないように葉、実、豆、根を循環させるように、単価はいくらで、何キロ収穫できるので、売り上げはいくらで、種代や他経費はいくらで、とかを事細かく書き込むものなんやけど、市の書類なんで”ツマラン”と思てたけど真剣にやりだすと結構おもしろいです。利益、輪作の両方からベストに近い組み合わせを考える作業なんでいい勉強になります。

2010年6月13日日曜日

Uさんとトマト鍋

雨のせいにして農家失格時間にベッドから這い出る。

起き抜けに、P&Nに提出する市島町新規就農者とP&N会員の提携についての企画書を仕上げる。
P&Nの活動のコアとして、市島町に会員の家を会員の手で作り上げること。その過程で、森のメンテナンス、植林、自然保護、獣害、有機農業、製材、家作り、家具作り、太陽光パネルなどの新エネルギー、LEDなどの省エネルギー製品、水・炭素・ミネラル循環、微生物の働き、などを学んで欲しい。その活動には家族で参加して欲しい。
で、有機野菜を販売はオプション的なコンテンツとして位置づけたい、なぁ。
できるよね。

夜は新規就農の先輩のUさんが奥さんと食事に来てくれるので、トマト鍋を用意して待つ。
トマト鍋初めてなんやけど、めちゃめちゃうまいことできたわ。ホンマに。
初めてゆっくり話す機会なのでどうなるかなと思ってたけど、Uさんが持ってきてくれたワインも手伝って色々話ができました。Uさんようもの考えててすごいよ。奥さんのMさんも賢い人だし、ご夫妻とは仲良くなれると思う。

新規就農者にほぼ共通した感覚として、
・ 有機野菜を品目を絞って大量に出荷したい
・ (都会から来る)人が集まる場所を持ちたい
が上がると思います。協力してたどり着けたらいいね。

2010年6月12日土曜日

家探しAGAIN

I先輩の畑の持ち主はY子さんといいます。Y子さんは畑をたくさん持っていますが、80歳なので自分で耕すことができないため、I先輩の後畑を引き継いでくれる人を確保するために家まで見つけてきたそうです。今日はその家を見に行きました。
ダムの麓の集落で雰囲気はいいんだけど家が密集していてNG。家自体は広いし離れもあるしいいよ、でもこれだけ密集してるとギターを思いっきり弾けないのでやんわり断りました。
Y子さん素敵なマダムやわー。若いときには市島町の田舎振りが嫌で芦屋でもぐりの看護婦さんをしてたんだって。頭ん中で60年ほど遡ってY子さんを見てみたらなんかかわいく見えてくるから不思議やわ。
そのあと、家を物色してるときにすごい人に会ったよ。70歳くらいで、髪の毛はもじゃもじゃ、ひげはぼうぼう、めがねは脂で曇る、ひょろりと背が高く、上半身は作業着を着て、下半身はパッチ、裸足に革靴、片手にハエたたき。
”あんたら何屋さんですか””最近泥棒が多いので・・・”とKチガイじみたアプローチをしてくるので話してみたらやっぱりKチガイでした。大阪市のKチガイとは違って殺気が漂ってなくて害は無い感じ。写真は取ったけどこのブログで公開するのは有害すぎてやめとく。

午後から先輩のO田さんの畑を訪ねて今後の市場について色々話したよ。PNへの出荷には協力してくれるよう。とにかくバンドをしようだって。自分は何にも楽器せえへんくせに変なの。
しいたけ300本原木とヨーロッパのトマトを三種類とドイツのキャベツをしてるちょっと変わった人。でも飼ってる犬かわいいし、おしゃれなんで今後もつるみたい。

2010年6月11日金曜日

液肥/乳酸菌

AMは鶏舎の世話。牛乳が届く日なので今ある牛乳/ヨーグルト/乳酸菌をタンクに移して、あいたところに新しい牛乳/ヨーグルトを入れる。タンクに移した物はS山電子前の畑のビタミン菜、ごぼう、ほうれん草に追肥、虫除けとして散布する。
PMは玉ねぎの収穫。

ある流通会社に出荷するかどうかで市島町が割れた日でした。
ベテラン組みは価格が安くても出荷する。市島ブランドを売り出す絶好のチャンスと考える。
新規組みは価格が安すぎるから出荷しない。他の大量消費流通に期待したい。
僕はまだ蚊帳の外にいたい。

2010年6月10日木曜日

獣害

AMは鶏舎の世話、鶏舎裏でレタス51個収穫。最近鶏がかわいくてねぇ。襟の辺りの模様がみんな違うんだ。そんな柄のタトゥー欲しくなるよ。 PMは山の麓の畑でトマトの脇芽かきをする。この畑最近鹿に荒らされてるんだ。”鹿が出てきて微笑ましい農村の風景”なんて誤解もはなはだしいことです、ここでは鹿は敵。とにかく先生と網を一重増やしたよ。その後玉ねぎの収穫。 この辺りの獣害は鹿と猪によるものが多いみたい。特に鹿の進入は毎日どこかの畑で見られるみたい。獣害から畑を守る方法はいくつかあります。1.臭いで守る・畑の周りや里山に家畜を飼うと動物を警戒してそれ以上進入してこない。・動物は自分の餌場と決め込んだら縄張りを主張するため糞尿を残すのでその上に人間の臭いをつけるとか、市販の狼のおしっこを撒くとかで追い出す方法があります。2.電気柵・触れると電気が流れる柵があります。毛皮で覆われている部分には効かないね。効くのは鼻だけということも。3.ネット角がある動物にとってはネットは心理的に嫌みたい。 でも、飢えた場合こんなディフェンスは何の役にもたたないみたい。鹿はジャンプするし、猪はぶち破るもん。奴らは進入した最初は、少しだけ食べて、例えば10株食べるとかね。その翌日には20、その翌日には40って具合に徐々に慣れてあつかましくなってついには自分の餌場として記憶して翌年も容赦なく現れるから、そうなったら防ぐ方法は殺すしかないんだって。殺すのは厄介なんで町、集落でお金を出し合って山の裾野に金属のフェンスを張り巡らしてます。それもないところがあるから完全な対策じゃないけど。トラバサミってよばれる罠を扱うには資格が必要です。もちろん猟銃会もあります。入会しようと思っています。 夜は先生のお宅に大手産業廃棄物処理会社の社長さん一行9名が来るのでそこに混ぜてもらいます。訪問目的はバイオゴミからバイオガスを製造するときの副産物が有機液肥として使えるかどうかの実験と、結果が良いなら先生のお墨付きで有機資材としての資格を取りたいんだって。

2010年6月9日水曜日

やっと夏日

今日は暑いやん。やっと夏日。
出荷が多い日なので、朝から収穫をし続ける。
小松菜、ビタミン菜、レタス、青梗菜、そら豆・・・。
そら豆って鞘が空の方向を向いて生えてくるのでそら豆って言うんだって。上を向いて生えて重みで下を向いてきたら収穫時です。

帰る途中に、建設中のログハウスがあったのでそこの人に声を掛けてみると、中を見せてやるというのでお邪魔しました。住んでるのは30前半のご夫婦で子供さんが2人。
100坪の土地に建坪60坪くらいかな、こじんまりしたログハウスだったけど、Swedenの高級パイン材が使われていてきれいで暖かい。基礎をプロにやってもらって、材を都合して自分で建てたんだって。石垣を積み上げるところまで自分でやるなんで相当すごい、もちろん重機の使い方も心得てるようです。今日の時点では家の壁、床、屋根、台所、風呂、トイレが完成していて、そこまでで1年9ヶ月、これから玄関、倉庫、微調整を1年くらい掛けて完成させる予定なんだって。
これで土地代含めて3000万円也。

夜は先輩のYさんが家に来て出荷について打ち合わせをします。Yさんと他2名(希望はOさんとうUさん)と僕でP&Nの会員に出荷ができるようまとめたいと思っております。僕がまとめる役ね。
Yさんはややこしいこと嫌いなので野菜作りに集中してもらうことになりました。他の2名とはこの週末別々に話を聞く予定。

2010年6月8日火曜日

Mめる会

今日は先生が出荷しているMめる会の配送トラックに乗ります。
市島町の生産者側は5つの農家が市島町有機農業研究会を組織しています。それぞれから出荷場に野菜を持ち寄り消費者の希望により野菜ボックス(大)もしくは(小)を作ります。
消費者は兵庫県尼崎市、宝塚市、西宮市、芦屋市、神戸市、明石市に分散しています。それを3つの配送コースに分け、週に1回ずつ野菜ボックスを届けています。50%が宅配希望者ですが、残りの50%はグループで野菜を受け取ります。多いところで15家庭が1つのグループになって近所の決まった場所に野菜を取りに集まります。

こういう生産者と消費者の関係を”提携”といい、有機農業の発展を支えてきた”活動”的要素を大きく持ちます。
”生産者・消費者がお互いリスペクトしあった関係”だから安全な野菜が消費者に届く訳です。

7時半に市島の出荷場を出発。今日は宝塚コースで約60箱、20箇所に配達をします。
グループ指定の受け取り場所にはトラックの到着時間に合わせて会員の方々が野菜が届くのを心待ちにされてました。みんな”キャッキャ”いいながら野菜を受け取り、たぶんその後もそこで喋りまくるんやろな。楽しそ。上品なインテリ風の人が多い。
この近所づきあいになじめたらこの活動も楽しいと思うけど、みんながみんな得意とは限らんからね。時間の無い人も多いしね。
野菜を通じて、生産地と消費地の人間関係、消費地のご近所の人間関係を取り戻そうというクラブ活動よ、これ。

Mめる会はこの活動を35年も続けています。

2010年6月7日月曜日

草刈機

眠い。
AMは初めて草刈機を使ったよ。
これが見てるより難しいのよ。
2Mほどの棒状の根元にエンジンがついていて、その回転が棒状の中を伝わって先のノコギリディスクが回転し、ディスクが常に地面すれすれになるように棒状をスイングさせて草を刈っていきます。
今日の草刈は、刈った草を鶏にあげるので後で巨大フォークでかごに集めるわけですよ。なら、集めやすいように刈った後の草はバラバラにならないようにそこそこまとまって着地してて欲しいのですよ。それがね、溝から畦の傾斜に生えている草を刈りながら持ち上げるように畦の上にまとめておくのが難しい。先生のストロークを見てると簡単そうに見えるんだけど。まったくそのとおりにならず。
草はバラバラに飛び散る、刈る高さはまちまち、所々に刈れてないところまであって仕上がりはかなり不細工。もちろん、巨大フォークでの回収は手間が掛かる。
こういう技術を磨いておくと作業の効率が上がるんだな。

その後I先輩の畑を引き継がせてもらえるように頼みに行った。
今すぐ使えるのは約1反。11月以降にさらに2反。週に1度ここの畑を手伝わせてもらってリフォーム計画を練ることにする。

夕方は冬瓜の畝に紙マルチを張った。
紙のマルチはビニールのマルチに比べ割高だけど、冬瓜のツルが絡んでも長時間雨に当たると解けてしまうので後片付けが楽なんだって。

2010年6月6日日曜日

大阪帰り 2

早めの昼ごはんの後、心斎橋筋をナンバから本町まで歩いた。こないだまで住んでたというのに人の多さに圧倒されてメマイ寸前。ふー。
夕方からスタジオイン。これが泊まりにした最大の目的なんだな。3人で入るのは今日が2回目。
7時半から個人練習して、8時半から3時間バンド練習したよ。合計4時間
だったけど、ホンマにあっと言う間。4時間ほぼ弾き続けてもまだまだやり足らんかったわ。3人で色々探って合ったりグシャグシャなったり、めちゃめちゃ楽しかった。
練習中録音したCDを帰りの車の中で聞いて”赤面”ですわ。
すいませんでした、あの才能豊かな二人の前であのプレーをするとは恐ろしい。音階が狭いし、ワンパターンやし、アドリブに弱いわ。

家到着が2時。即寝。ZZZ。

2010年6月5日土曜日

大阪帰り 1

商社に勤めてたときの上司のYさんが大阪に出張してくるので、Yさんの宿泊先の心斎橋に会いに行く。Yさんは某大手巨大商社の理事で、僕の師です。6ヶ月ぶりの再開だったけどYさんも変わりなく新しい話題満載。会う目的は特に無く”今こんな(”家”)ことを考えています”って事を知ってもらいたかったくらい。
打ち合わせに同席した一人目のI教授は失礼な奴だったよ。会話の中で”バーカ”って言われちゃった。冗談のつもりだったんだろうけど、空気が凍ってたし。こういう人とは付き合わないほうがいい。金持ちの有機農業関係者を紹介してやるって言われたけどやんわり断った。
逆に二人目のMさんは賢そうな人だった。関西人なら誰でも知ってるアミューズメント(K遊館とか、U?Jとか)を作った人らしい。人の話をちゃあんと聞いて、意見が個性的で、さすが社会的影響力のある仕事をした人だなあと思える感じの人でした。土木関係者なので畑をリフォームするときに相談させてもらう約束をした。

その後、兵有研の勉強会に参加。
今日はSさんという群馬の農家出身の方が”有機農業と経営”というテーマで講演されるそうです。その前にその人が書いた本を読んで来いというのでこないだ渡された本を電車の中で読み始めたんだけど、250ページ位の本なのに注意して読みたいところって3箇所くらいだったなぁ。他はホントに普通のことを何回も表現を変えて書いてる感じ。よく有るけどねこのタイプの本。特に気になったのが、就農初年度のHさんが4000万円の売り上げを上げた、というくだり。どんなトリックがあるのかなと思って講演を聴いたら、何のことはない。レタスに集中して6Ha耕作して休みも無く働いた、だって。今日のミソの経営についても特に参考になることはなし。そこそこ会社勤めをしていて真剣に自分のマネージメントを考えたころのある人だったら誰でも思いつくことばかりでした。それは例えば、今年度の作物を決める場合、必要な収入を元に何をどれだけ耕作するかを決めていく、とか今年の良い点悪い点の原因を把握し来年の作付けに反映させるなど、”当たり前だろ”と思えることをなどね。
また文句ばっかりになってるな。その後大阪に戻り、焼肉。
やっぱりうまい。

食べ過ぎて、ぶらぶら懐かしがりながらナンバを散歩してホテルに戻った。

2010年6月4日金曜日

自給自足?自給自足的?

自給自足ってありえん話だと僕は思ってる。 100歩譲って、自足、つまり”足りた”ってどこで思うかは個人差はあるということにしよう。でも、
・医療を自給できるか
・教育を自給できるか
税金払ってないのに公共サービスを受ける訳には行かんだろ。そもそも石油、製鉄、道路なんかは国がみんなの金で運営してることだし、どう考えても田舎は都会のお金で生活してるんだよ。
だから”家”では都会の人に”自給自足的生活”を提供したいと思う。

鴨が大きくなったよ。

2010年6月3日木曜日

決めた

カルチって機械を使ったよ。簡単に除草することができます。ヨーロッパの有機農家ではこれが4本ついた大型機械を使って効率よく除草してるんだって。
有機農業でコスト意識を持つポイントは
・施肥管理
・病気・害虫対策
・除草
これらを効率よく行えればその分粗利が増える。
ちなみにカルチはカルチベーター(Cultivator)の略で、除草、耕す、って意味です。


昨日ひらめいた”家”を持つことは自分のプロジェクトとして考える事にする。予算はなんとかなるよ。できる限りのエコハウスを目標にしようと思う。
・間伐財を製材から手がける
・電気は太陽光・風力・水力で発電
・水はBMWで完全に循環
BMWってのはバクテリア、ミネラル、ウォーターの頭文字でエネルギー循環を人口的にさせることね。関心のある人はどうぞ。
http://www.bm-sola.com/bm/
などね。賛成する人だけがやればいいし。

それからね。決心したよ。I先輩の3反の畑を使わせてもらうことにする。
その畑を人が集まりやすいようにリフォームして使わせてもらおう。
・全体の図面を書く
・畑の土がやや不均等で傾いてるので平らに整地する
・石が多いので徐々に取り除く
・水はけ用の溝を掘る
・車が簡単に入れるように入り口を広くする
・駐車場を作る
・資材置き場を作る

2010年6月2日水曜日

ひらめいた!

朝にEnanlooさんから電話があって、レストランに野菜を売り込みに行くからやりたいことを書面にまとめて欲しいって。意味わかんないけど返事は ”OK、任せてくれ”とした。どうするか後で考えよう。

今日は午後から三宮に行くのでAMだけ先生の畑に行く。
今日も中学生達来てたよ。

昼ごはんの後三宮に向けて出発。
まず柏原町にある丹波市の合同庁舎に向かう。まず普及センターで家賃補助申請に必要な作物ごとに単位面積ごとの経費、売り上げなどをまとめた本をコピーさせてもらう。慣行農法のものが中心だけどこれを参考にして就農計画に数字を入れます。
ここにも仕事できひんおっさんおったわ。人の考えを否定はするけど建設的な意見をぜんぜん言わん人おるでしょ。僕の事嫌いなんかな。
その後行った丹波市の保健所は親切だったよ。目的はね、加工食品を作るときに必要な資格について聞きたかったんだ。聞いた内容は5月25日に電話で聞いた内容と同じだったけど親切に説明されると気持ちがいいね。

その後三宮。用事を済ませて、ブラブラするんやけど。三宮いいわ。女の子すごいおしゃれでいい。スカートが上品だと思うな。大阪とは違うね。

帰りの車で思いついたよ。Peace&Nature(PN)に持ち込む企画。
・市島町にPNの家・畑を持とう。
・家はみんなで建てる。
・材料は市島町の間伐材を使う。(その代わり自然林復活植林をする)
・Woofooを市島町で受け入れ家に宿泊させる。(宿泊費は農家がPNに払う)
・家の中には調理場セクションを設ける。
こうして市島町に親しんでもらって有機農業への理解を深め、野菜を販売したい。

2010年6月1日火曜日

研修生になった

今日から僕は兵庫県有機農業研究会(兵有研)の研修生になりました。
その初期説明会が三宮であるので車で出動。
三宮はいいね。都会やわ。キョロキョロしてしまいます。4月まで難波まで10分の距離に住んでたのに、1ヶ月市島町で過ごしただけで三宮で胸ときめいてます。いいな。

研修生としての同期性が9人いてそれぞれ兵庫県下の有機農家で研修を受けています。厚生労働省の緊急雇用促進事業の予算から22ヶ月間一定の補助がもらえます。つまりその予算で雇われるって事ね。一昔前の有機農業希望者と比べれば凄く恵まれたスタートのようです。
この緊急雇用促進事業って言うのは2008年のリーマンショック後に失業者が増えたでしょ、その対策なんだって。
でもそれだけでなく、有機農業を広めるのが僕らに期待されていることね。
では言うけど、有機農業って何か。
・農薬、化学肥料は使わない
・遺伝子組み換え技術は使わない
・自然循環を増進する
・消費者と生産者の連携を作っていく
他にもあるよ。でもね、これを説明することができるのが第一歩なんだって。

そのミーティングの後、早速新しいCSA(Community Supported Agriculture:地域で支える農業)のグループを作るためにEnanlooさんと打ち合わせをしたよ。ここで喋りまくったのは昨日言ってたお父さんを元気にするプロジェクト。