2013年6月30日日曜日

健康診断

瀬戸内市が健康診断をしてくれるというので行く。一年に一回はこういうことをして体の変化を知っておいた方が良いだろうと思う。
身長・体重、血圧、尿検査、検便、内診、バリウム飲んで胃の検査、胸部レントゲン、何かのために血液も2本抜かれた。自己負担は少しあるんだがありがたいことが。

2013年6月29日土曜日

夜通し飲む

昨日の夜、地元のトマト農家さんと飲んだ。
7時から飲み始めて、帰ってきたのが7時ごろだからずいぶん長い。
この地域に来てから何回か飲み会に誘ってもらったが、どうも乗り切れない事が多かった。こないだの農振会の懇親会を除いては、だいたい辛気臭い。酒を飲んでるんだから大いに騒いで笑いあいたいのだが、そうならないことが多かった。だが今日の相手だけは別だ。よく話してくれるし、よく笑う。こういう相手でないと酒を飲んだ気にならない。
そういうわけで、こっちからお願いして一緒に飲んでもらうことになった。

2013年6月28日金曜日

マイコタールの効果

効果ないことはない。ある。ちゃんと卵にカビが生えて黒変している。
なのだが、大玉は手入れが追いついておらず内側に樹が倒れこんでいるところもあり、薬がちゃんとかかっていないところもある。そういうところは二次感染でも届かない。
いい薬でも、環境を整えないといけない。とにかく手入れの遅れはトマト農家の恥だ。

2013年6月27日木曜日

選果機改良

GF社に出荷しているフルティカがこの長雨のせいもあって送り先に届いたときにはブヨブヨに柔らかくなっているという。
収穫から出荷までに選果機を通す。汚れを取り、サイズに分けるのだ。その機械を通る間に3回5cmほど落下する。それが柔らかくしている一因でもある。
ならばそこにクッションを敷いて衝撃を和らげる。
そういう細工を昨日しておいた。今日の収穫後の感じからすると効果ある。

2013年6月26日水曜日

マイコタール

バーティシリウム・レカニというカビの胞子を農薬にした時の商品名がマイコタールという。このカビはコナジラミの卵、成虫の上で成長する、そしてコナジラミは死ぬ。ここまでなら、ゴッツA、ボタニガードと同じなのだが、これはさらに二次感染するのだ。
使用条件は湿度85%が数日続きそうなときがいい。今は長雨なのでちょうどいい。

2013年6月25日火曜日

ハチはどこへ行った

ウチのズッキーニが大きくならないのでどうしてかな、と思っているところに、隣の農家が受粉できてないからだと言ってくる。この地方にはズッキーニを受粉してくれるハチがいないようだ。丹波にはいた。だから受粉作業はしてない。この地方では人が受粉をする。
ならばこの地方のハチはどこに行ったんだ?

2013年6月24日月曜日

裂果

長雨のせいで湿度が高い。85%付近を行ったり来たりしている。
こう高いとトマトが水分を吸いやすい。実の表面から直接湿気を吸ってしまい、裂果する。
ECを2.0まで上げバランスを図っても効き目ないな。
日本全国のトマト農家は今同じ状況なんだろうか?

2013年6月23日日曜日

ブレンドン

俺にはねぇ、遠いところに友達がいるんだ。
オーストラリア人のブレンドンとはもう、20年の仲で、お互いの国を行ったり来たりしている。ここ10年はヤツが来ているのだけれど・・・。俺は怠け者だなぁ。
俺が英語を話せるのもこの人のおかげ。俺が悪いことを知っているものこの人のおかげ。
電話をコンスタントにくれたり、こちらからかける、一番の相手だ。
いつも大したことは話さない。仕事はどうか、家族はどうか、友達はどうか、会いたいなぁ、愛してるよ、家族によろしくな、こういうセットの話をして電話を切る。
どちらかが何かでどうにかなってる時もあれば、シャンとしてる時もある。それでも大体内容は変わらない。

2013年6月22日土曜日

天文学的数量

対コナジラミとして、連続で粘着で予防したのに、まったく状況が変わってない。
密度が高いのは直射日光に当たりやすく、温度が上がりやすい辺りだ。
葉の裏には、成虫、卵がびっしりと張付いていて、成虫を粘着により気門封鎖し殺すことが出来ても、そのあとには無数の卵が孵ってくるんだから、恐ろしい。天文学的数量なんだよその数が。

2013年6月21日金曜日

連続予防

連続予防二回目は、粘着、デルフィン(BT剤)、クエン酸、を使う。
粘着はコナジラミ、デルフィンは蛾の幼虫、クエン酸は日射不足によるエネルギー不足を補うものとして使う。
今日の粘着は少し倍率を上げて150倍で使う。
これまた様子を見る。

2013年6月20日木曜日

長雨

ここ数日の長雨のせいでトマトの味が落ちている。湿度が上がってしまうと熟れる前に水を吸いすぎて実が柔らかくなる。柔らかい実は輸送に適さないので出荷できない。
その場合受注数量を確保できないことが予想される。味を落として青く硬いウチに収穫すれば数は確保できるのだがそれはしたくない。
営業さんに聞いてみた。
無理はするな、との答えだった。
さもありなん。

2013年6月19日水曜日

対コナジラミ

コナジラミを異常発生させてしまっている。黄化葉巻ウィルスを媒介するシルバーリーフコナジラミでないのだが、コナジラミの大発生はその糞にカビが生え果実の上で黒変するため、ふき取る手間が増え不祥事に当たる。この事態はトマト農家としての恥だ。
昨日のIPM勉強会で会った地元の農家さんが、コナジラミには粘着しか使わないし、少々発生しても3日置きくらいに3回くらい連続して粘着で予防すればほぼ撲滅させることが出来るという。
そうなんだな。
そう思いさっそく粘着、マイコタール、ゴッツAを使って予防をした。
ただし、粘着の倍率は200倍。過去に輪染みが出来てしまった経験があるからだ。
様子を見よう。

2013年6月18日火曜日

IPM勉強会

お世話になっている県の普及員さんのお世話で岡山のIPM協議会の勉強会に参加させてもらう。IPMというのは、Integrated Pest Management、の略で、直訳すると、総合的な害虫の管理、となる。
実際の意味は、天敵殺虫剤や微生物農薬など人類の知りえた英知を使いこなして、環境負荷や植物への悪影響を軽減して病害虫を防ごうというもので、もっと簡単に言えば、きつい農薬を使わずに賢く予防することだ。
こうやって定義されると笑っちゃうのだが、こういう農業でないとこれからは生きていけない。なんというか、企業でいうとSCR(社会的責任)みたいなもんだ。イメージ戦略というか、それなしで21世紀に発展はない。
ここで意外なと言ったら失礼に当たるが、地元の老舗トマト農家さんが来ていた。

2013年6月17日月曜日

農振会

農振会というのは牛窓町農業振興会の略だ。
俺もこの会に入れてもらえることになった。今日はその総会と懇親会がオリーブの里というところである。
総会では会計報告がされた。そのあと懇親会になる。
面白いメンバーだった。
市長、農協のセンター長、県の職員さん、市の職員さん、地元の農家さん、そして俺のような馬の骨数人。それがみんな陽気に酒をのんで、嫌味なく誰とでも話すんだ。
ようやく楽しい酒の席に交じることが出来た。

2013年6月16日日曜日

ダイアモンド☆ユカイ

この人が書いたという事になっている本を読んだんだが面白い。
伝説の、ってわざわざ書くところが笑えるんだけど、伝説のロックバンド、レッドウォーリアーズのボーカルの軽ーい自叙伝、タネナシ、はおもしろかった。
ロックと言えば、セックス&ドラッグス、という話になるんだが。ドラッグの事をしたためるのはこの国ではタブーになっているので、どれだけ彼(ら)がモテたかということが書いてあるのだが、嫌味がない。俺のハンサムリストに入れる事にした。

2013年6月15日土曜日

ひと月ぶりに書く

もう3年続いているこのブログも、実のところ毎日書いている訳ではない。何日分かためて書くことの方が多い。2週間さかのぼって書く事が何度かあったが、今回はひと月さかのぼって書く。
農業日誌とか予定表とか電話の発着信記録を頼りに記憶を辿るんだが、ひと月となるとどうなるかなぁ。

2013年6月14日金曜日

ケチャップメモ

昨日作ったケチャップもモヒトツ。改善はされているのだが、塩きつく、酢きつく、それらが分離してる感じ。甘みはトマトの甘みだけで十分ある。
玉ねぎ、ニンニクは収穫直後のせいか風味強すぎるため加減して使っている。
ハーブ類はローレルだけにしたが、ナツメグを入れてもいいかも。バジル、オレガノ、もいいかも。でもタイムは違うなぁ。

2013年6月13日木曜日

警告クレーム

GF社からフルティカが熟れすぎていると警告気味のクレーム。これから暑くなるので熟れるのが早くなる。
だから今日は2日分を収穫する。1日目分と、2日目分に分けて収穫し、2日目分をGFに出荷するのだ。
それにしてもウチのフルティカ、表面が光り輝いていて美しい。宝石だな。

2013年6月12日水曜日

ケチャップ作り

トマトケチャップ作りを始めた。
2011年の夏丹波で作った1回目のケチャップが奇跡的に旨くてできて、それが再現できるなら商品化できると思っております。
でも甘くないな。
出来たのは全く違うもの。ちゃんと食べるけどこれじゃだめだ。

2013年6月11日火曜日

気の片付き

軽トラは5月24日に車検が切れた。マフラーに問題がありそれを解決しているうちに期日を過ぎてしまった。問題をクリアーして車検を通過し支払いを終え、タイヤを交換して、エンジンの調子、排気音、走り心地とも最高の軽トラに戻った。まだ5年は乗れるんじゃなかろうか。
俺は車は乗りつぶす方です。

2013年6月10日月曜日

加工品始めます

ウチのトマト今絶好調。
味は、甘さ、ずっぱさ、青くささ、ちょうどバランスよく、アイコの実は引き締まって皮硬く、フルティカはやや柔らかく皮薄い。
これらのキズものをない時期に備えて湯ムキの上、瓶詰にしていきます。
加工品を作る準備ですよ。
トマトは加工品が結構多いのです。ジュース、ケチャップ、ピューレ、パスタソース、ドライトマト、ピクルス。そんな作物他にありますか。
ウチは、ケチャップ、パスタソース、ドライトマトをします。乞うご期待。

2013年6月9日日曜日

渇き

梅雨だというのに雨が降らない。この地域では水稲を植える時期なんだけど、水が足りないようであまりはかどってない。じゃぶじゃぶに水を張ったところに田植え機を走らせるイメージなのだが、泥の上を何とかかいているような感じで作業している。
ウチのトマトは井戸水が自動灌水されているので全く心配はないのだが、ウチの前庭の畑は乾いている。特に大根が辛そうだ。

2013年6月8日土曜日

自然農薬で予防

僕がこの圃場を担当してから約一年。最初2回ほどいわゆる化学農薬というものを使わされたが、それ以降、そうだなこの10カ月くらいは、細菌農薬、天然物質農薬、と言われるものしか使っていない。農薬と聞くと拒絶反応を示す人もいるが、農薬の世界をゆっくり勉強してみると様々だ。人体、昆虫、植物に負荷がかかるもの、そうでないものがあり、僕はそれを理解している。自然農薬とでもいえばいいのかなぁ。
それでも取扱いを間違うと作物に傷がついてしまうことがある。例えば粘着と言われるコーンスターチを溶かしたデンプン水溶液。これは昆虫の気孔を封鎖するものだ。高濃度で使ってしまうとトマトの実に輪染みを残し、カサブタのようになってしまう。そうなると商品にはならない。
今日の予防のレシピ
・ ポリオキシン 微生物の酵素 対灰カビ病
・ コロマイト   微生物の酵素 対コナジラミ、ハモグリバエ
・ 粘着      デンプン水溶液 対コナジラミ
・ サンクリスタル 脂肪酸グリセド 対コナジラミ

2013年6月7日金曜日

初出荷

ありがたい事に今日からGF社に出荷をさせてもらう。
こちらの収量の都合に合わせ中玉トマトのフルティカを週3回定量をとってもらう。市場価格300円/kg何某の上に充分すぎるいくらかを乗せてもらっている。
また、Mさんのご好意で月に一回の宅配便にアイコをとってもらう、こちらは連続というわけにはいかないが、市場での価格が暴落しているこの時期にしては、いい値段で買ってもらっている。
今まで、少量の注文はあったが、ようやく商売らしいコンスタントな注文を取ることが出来た。

2013年6月6日木曜日

少量多回数

社長が管理している圃場を見てから施肥管理を変えた。3か月ほど前のことだが。
例えばアイコについて言えば、それまでは、EC2.0、50ml、8回、くらいだったが、それ以降は、EC1.5、50ml、18回に変更した。おかげでか一房の花の数が多くなり、着く実も大きくなった。
中濃度の肥料を多くの回数に分けてタップリ吸わすのがいいらしい。
トマトの生理を知るとはこういうことで、こういうことが知りたかったのだ。

2013年6月5日水曜日

市場の価格

この時期はトマトが非常に作りやすい。
日差しは多い、風通しがいい、雨が少ない。もちろん収量は上がる
加温栽培でなくても、九州など温かいところからも市場に出始める。
市場にモノがあふれるので単価が下がる。今日の値段を聞いて笑った。
アイコ120円/パック (600円/kg)、フルティカ50円/袋 (250円/kg)
市場だけを頼りに商売をしているとこうなる。

2013年6月4日火曜日

いい子が来る

めずらしくて会いたかったあの子がウチに来た。友達が岡山移住を考えているらしくその友達を連れて。
あまり他の女性を褒めるのはよくないのは分かっているが、なんというか、田舎のおっさん的に言うと、いい縁談を紹介してやりたいくらいいい子なんだ。
有機農業の国際会議の時に記者として来ていた。カメラ使いこないしてた。カメラ女に俺は弱い。それが2010年2月。
ピースボートに乗ったり、シェアハウスに住んでたり、オーストラリアにワーホリに行ってwwooferしてたり、そういうところがかっこいいと思う。人にもすんなり馴染める感じで友達を大切にしてるのが伝わってくる。
今月はヨガを勉強に山にこもるって言ってたな、親友のオトコマエもヨガがしたいと言ってたし、くっつかないかな。

2013年6月3日月曜日

ウタがいない

ウタが去り静かになった。
家の廊下を歩く時、ウタのベッドに目をやる癖がついていることに気づいた。
仕事に行っても、車輪をつけて僕と妻の間を何回も往復して、ボクキタヨ、と言いたげな顔をするウタがいない。来た時フワフワの頭をなでるのが楽しみだった。

2013年6月2日日曜日

ハッピーエンド

ハッピーエンドの再会を果たしてオトコマエとウタは帰っていった。
俺はと言うと、廊下を歩く時、ウタの方を見る習慣がついてたようで、それが喪失感のようだ。
大したことはない。

2013年6月1日土曜日

オトコマエとウタ

とうとうその日が来た。ウタとお別れだ。
親友のオトコマエがウチに到着し車を降りてウタに向かったとき、ウタは困惑していた。僕の許しなくオトコマエを迎えてもいいのかどうか迷っていた。でもオトコマエに撫でられるとうれしさのあまり1回吠え、その後は迷い無く喜んでいた。それでいいのだよ、ウタ君。