2013年7月23日火曜日

あの男の住む場所

昨日の夜、とうとうあの男に会いに行った。
このあたりの、なんていえば、敬意を損なわずに言えるんだろうか・・・。自然な人たち、ヒッピー、・・・、そういう感じの人たちのシンボルみたいな人物だと俺は思っている。
苦手なんだよ。偽物が多いっていうか、ユニフォームが決まってるというか、流行を追っかけた見た目だけなのか、震災後特にボランティアブームというか優しいのが流行ってるから、価値観が違うというか、それもホントに違うのか、そこしかしらないのか社会経験豊富なのか、勝ち残ってきたのか逃げてきたのか、言い出すと悪い表現しか出てこない。ホントのヒッピーは俺は大好きなんだよ。俺は、地べたを這いずりまわったこともあるし、高い四角いビルから大都会を見下ろしていたこともある。俺が疑問視しているのは、きっと、俺が世の中は特に日本は、きちんとスーツを着て満員電車に乗って四角いビルで働いている人たちが支えてきた国だと思っていること、そして、その自然な人たちは、その世界に入ったことがないだろうと思っていること、が原因だと思う。
とにかくその男には農業の話や世の中をどうこうしたいという話のために会いに行ったのではない。音楽を一緒にしたかったから会いに行ったんだ。
思ったとおりうまく力の抜けたいい奴だった。アドリブで歌を歌っていた。セブンスの3コードでハミングする感じはよかった。歌える奴は尊敬してしまうんだよ。
昔会社の寮だったというその建物は人里離れた海辺に建っている。体育館みたいなところには楽器が置かれていてライブもできるようだった。夜中でもドラムまで叩けるというんだからいい環境だ。
出来れば音楽仲間になりたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿