2012年5月30日水曜日

大家

大家は残念な人だ。
入居時点で支払った保証金の内4万円を出て行くときに返してもらう事を契約書に明確に書いているのだが、どうやらもめそうなので、念のため返金を頼みに行く。当然の権利なのに頭を下げに行くなんてばかばかしいのだが、特にこの人にはそれが必要なんだ。
案の定返さないといっている。
理由は、二階に置きっぱなしの自分の荷物に大量のねずみの糞が残っているからだ、と言う。ねずみが自分の大事なソファーに住み着くようになったのは僕のせいだと言う。
この人は今までも、分からんことを言って、その都度僕が時間をかけて説明しなければならなかった。
今までに起こったのは、まず引越し当日2階に大家の荷物が置きっぱなしだったので聞きに行くと、初めから2階は貸すつもり無かったという。荷物どころか掃除も全くしてない。壁は3回水ブキしないと触れなかった。水周りは吐き気がするほど汚い。2階を借りたいなら家賃を上げると言う。契約書どころか、契約時にも全くそんなことは聞いてない。そこでまずがっかり。
次は水道代。大家とウチは水道メーターが1つになっている。僕らの水道料金は去年と比べて増えた分だけを払えばいいから、というので契約をしたのだが、いざ入居すると、水道局でもないのに基本料金を払え、と商売じみたことを言い出す。もちろん跳ね除けた。余談だが大家は水道代を2年近く延滞していてよく水道局がウチに来ていた。
他にもあるが・・・。大家が僕に家を貸してくれているのは親切心からで、商売心からでは全く無いそうだ。だから契約書を交わし、家賃を払っていても、僕は小作で、恐れ入ることを要求される。家賃を払いに行っても、ニコリともしないし、ありがとうとも言わないのはそういう訳だ。だとにかく大家は金が無いのだ。
今回は時間も無いので地域の班長さんに頼みに行って何とかしてもらった。
この人はホントに尊敬に値する人で、もうリタイアされているが、高校の先生をされていた。人権問題で本を何冊か書いて、今でも講演に呼ばれるそうだ。その上、公立高校の野球部の顧問で、甲子園にまで出場されている。社会の先生で、特に歴史、地理、の話が面白い。

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