2013年2月28日木曜日

ダクト改造

農薬屋の営業マンが、ボトキラーがうまく飛んでいないことを気遣って、メーカーと自社の技術者を手配してくれた。
やってくれたことは、僕がダクトにあけた穴を全部塞いで、30mmのパイプをバーナーで熱して穴を開けなおし、ダクトの出口の口を狭めてそれぞれの穴からの噴出しを調節してくれた。それに3時間くらいかけてくれた。その後シャーレを置いて、ボトキラーを散布して、シャーレをもって帰っていった。

2013年2月27日水曜日

トマトの穂木播種

台木を播種して3日後の今日、穂木を播種する。
品種はメニーナ、XXXX、XXXX。隠すほどでもないがおおっぴらに言いたくもない。
夜間は22度、昼中は30度、位に保っている。防水処理した電気毛布を使うとうまいこと行く。

2013年2月26日火曜日

質と量

戦後の日本のように食べ物が少ないなら、質より量が求められたろうが、今は飽食の時代、量だけが求められることはない。
また、量の伴わない質というのは、自己満足の世界でそれはそれで結構なんだが、質の伴わない量というのは社会悪だと思う。
いつまでたっても割れないプラスチックのコップ、ソウルのない適当な音楽、量産の服、そういうものと同じだ。
そういうところをクリアしていくのが、クリエイティブな喜びなんだが。
21世紀型人類なら分かってくれるんだけどなぁ。生まれ年のことじゃなく。

2013年2月25日月曜日

バイトマーク

10アールの圃場に蜂を2箱入れている。両方の箱の蜂がうまく活動し始めたので花の数が足りないようだ。花にバイトマークという蜂が放花した跡が、同じ花に重ねてついてしまっている。こういうときは蜂の食料の花粉不足でよくいない状況だ。
1箱社長に貰ってもらうことにした。

2013年2月24日日曜日

トマトの台木播種

ハウスとは別に露地で夏秋トマトをする。接木苗を作ってみようと思う。この地域のトマト農家は苗は買うようだ。自分では作らない。僕は作れる農家になりたい。
今日は台木の播種。品種はグリーンガードを選んだ。
その前に、育苗ハウスを組み立てる。
その場所には葉物が植わっているのでそれらを片付けて、整地し、組み立てる。できたら、苗床を作る。ブロックで高さを調節し、板を敷いて、断熱材代わりの籾殻を敷いて、電熱マットを敷いて、トンネル弓を設置し、ビニールをかける。電気は家から引き込んでおく。それで苗床完成。
では、播種の準備。
丹波時代に作っておいた播種用土を200穴プラグトレーに、同時に万願寺唐辛子となすも播種するので、同じく育苗用土をカラーポットにつめる。ピンセットで丁寧に種を埋め込み、水をかけて、完了。

2013年2月23日土曜日

裂果

アイコの味が落ちている。
収穫すると、いくらかの実は割れていて、それらは販売できないロスになる。それは農場主にとっては少なくしたいところだ。故に割れる前に収穫するように依頼される。
早めに収穫すると言うことは、熟す時間が短くなると言うことで、味は落ちる。それでも早めの収穫を求められるので実行するんだが、われの割合はほぼ変わらない。データが物語っている。
味を落とすリスクを取ってまで実行する価値は無い、と思う。

2013年2月22日金曜日

親友の誕生日

俺の親友の誕生日だ。
彼とは2002年初夏下寺町のバーで会ってからの付き合いなので10年の中になる。オトコマエなだけでなく何かと才能のある奴だ。男の俺も惹かれるのだから女ならもっとだ。
この10年間ヤツは変化&進化を続けていて超クールだ。本人は変わらなくても、人生が変わっていく、というやつだ。

2013年2月21日木曜日

書類作成

書類作成は得意な方だ。今は県の研修生になるためのペーパーワークをしている。これらをきちんとしておけば、今後7年間のうちに最大1050万円を受け取ることができる。こんなにいい制度を利用する・しないは個人の方針次第だが、僕はもらう。
というか、貰うとはどういうことか、どんな縛りが発生するのか、知りたい。

2013年2月20日水曜日

2箱目の蜂

2箱目の蜂が昨日届いた。今朝出入り口を開放してみるんだけど、1箱目より飛び出しがいい。これから3日間、早朝から10時までに時間を限って出入り口を解放しまずは環境に慣れてもらい花の位置をつかんでもらう。
1箱目の蜂もようやく動きが良くなってきた。花粉ダンゴを脚につけている奴をしばしば見る。倍とマークも見られるようになってきた。

2013年2月19日火曜日

持つべきは師

商社時代の上司が、父を除き、僕の最大の師だろう。そののおかげで僕は自分の良さを外に出せるようになった。僕のように、あっちこっちの業界にいた人間は、よく言えば、情報と経験の種類が豊富だ。ただそれが整理できていないと自分のものにならずアウトプットできない。その方法をリードしてくれた人だ。誰もが知ってる超巨大総合商社の執行役員を経て理事になっている人だから、半端な人ではない。時には大きすぎて何を考えているのか分からないことがよくあった。
農業を始めた今でも、視界が曇ってくると、電話で相談をする。話しているうちに絡み合っていたものがほどけてくる。
今日もそういうことがあった。あの件の方針は決まった。

2013年2月18日月曜日

それは毒です

トマトをかじるネズミ対策に鼠殺剤をもらった。
こんなもの、いやだよ。
鼠は鼠殺剤もかじるしトマトもかじる。トマトに鼠殺剤が付くじゃないか。
毒だから使いたくない、と嫌がってみるんだけど。
毒じゃない、鼠が食欲をなくすだけ、と言う。
そういうものひっくるめて毒と言うのです。
ですので、鼠殺剤は使いません。粘着シートにします。

2013年2月17日日曜日

覚醒大阪

昨日の俺はタフだったなぁ。いつもの如く大阪を堪能したけどベッドに入って目を閉じるまで意識ははっきりしていたなぁ。振り返ってみよう。
7時に家を出、10時に灘で妻を降ろし、11時にハンサムの家に行って機材を降ろし、12時に駐車場のオバチャンを尋ね、チェックインし、CD屋に寄り、電車でハンサムの家に到着、それが予定時間ぴったりの2時、覚醒してるかどうかは時間感覚にも現れる、3時にスタジオに入り、8時に出、ハンサムの家に帰り、電車でミナミに出て、焼肉を食べ、コーヒー休憩をして、たち飲み屋に入り、上本町まで歩き、赤暖簾に入り、谷九角の立ち飲みに移動し、下寺町のバーに入り、妻と合流し、彼女を宿までつれて帰り、バーに戻り、カスうどんを食べて、コンビにに寄って、4時頃宿に帰った。
今日は早めに大阪を出て家に帰る。

2013年2月16日土曜日

お誕生日会

俺の親友のハンサムに会いに行く。大阪へ。ギターを持って。
俺は今月2日、奴は22日が誕生日だから、その中間あたりでお互いの誕生日を祝うのだ。
そのためにスタジオに入る。3時から8時まで5時間。実際の演奏時間は3時間ないかもしれないが、タップリ楽しんだし、進展もあった。ハンサムの作った曲を前に進め、次回の課題が見えた。ライブも近いな。
そのあとは大阪を楽しんだ。

2013年2月15日金曜日

ポリオキシン

昨日予防をした。灰カビ対策に、ポリオキシン、という微生物農薬を初めて使った。こいつは、表面の胞子だけでなく、クチクラ層の中の菌糸にも効くので、表面にしか効かない重曹よりも優れている。遅行性なので1週間くらいは様子を見ないといけないらしいが、これが効いてくれると非常に助かる。散布した時の体への影響はほとんどなかったし、マルハナバチへの残効もないそうだ。

2013年2月14日木曜日

バレンタインデーの話をしてくれ

妻とは何でも話す。ほぼ毎日四六時中一緒に過ごし、付き合いも17年目になったといっても、お互い知らないことがまだあるものだし、子供のころの思い出を掘り下げて話をすることもある。
今日がバレンタインデーというので、数日前からバレンタインの思い出を俺の方から色々話している。話すといっても、俺はモテルとかモテナイとかそういう外にいた、とか、中学の時唯一本命チョコをくれそうな女子がいたけど呼び出しに気づかないふりをしたとか、つまらない話だ。
しかし、彼女は全く話に乗ってこない。話したくても全くエピソードがないそうだ。
そんな奴も珍しかろう。

2013年2月13日水曜日

ボトキラー飛んでない

山陽薬品と言う会社から農薬を買っている。そこの営業マンがいい男で、商品知識も豊富だし、面倒見もいい。昨日も同じようなことを書いたが、この人もいい営業マンだ。
その人の胸を借りてボトキラーが潤沢に散布されているか、寒天培地を使って試験をした。
寒天培地が入ったシャーレを10個貰い、ハウスに均等に配置し、ボトキラーを散布して、散布が満遍なくされているか調べる。
今日は二回目で、彼に預けた。
答えは、全然飛んでない、そうだ。今度ボトキラーの投入方法を指導してもらうことになった。

2013年2月12日火曜日

蜂が出ない

蜂が思うように巣箱から出てくれない。説明書と販売店の人の言うとおりやってるのだが全然蜂が花に向かってくれない。それどころか巣箱から3匹くらいしか出てこない。
何が問題なんだろう、と思い蜂屋さんに聞いてみた。この人は商品知識豊富で教える手順もよく、珍しく僕が認めるいい営業さんだ。話した結果新しい蜂を送ってもらうことになった。それでもいいんだけど、僕は何か大きな間違いをしてないだろうか。

2013年2月11日月曜日

サイズを上げるには

アイコのサイズが下がってきた。今は4、5段目を収穫しているのだが、一粒30gほどの大粒はほとんどなく、5割以上が15g前後のSサイズになっている。その上、実が割れ易い。
それならばどうするか。溶液は、萎れない程に水を減らし、ECを上げ、必要な養分はあたえるが余分な水分は与えないようにする。
それからアレだな。記録のために書いておきたいが書けない。アレをやってみよう。

2013年2月10日日曜日

日曜2時山下達郎

俺のような西洋かぶれ男にとっては日曜日は心に安らぎを与える日で、こんな日に仕事をするとはトンでもない。のだが、仕方がない。能力不足のおかげで今日も仕事をする。
誰にも邪魔されず仕事をするのも悪くない。日曜日の楽しみは2時からの山下達郎のFMの番組だ。読まれるメッセージを書いている人たちも、落ち着いてる世代だし、かかる音楽もシングル版とかで渋いし、達郎山下の話も興味深い。仕事中に聞くFMの中で一番好きだな。

2013年2月9日土曜日

職人技

丹波であった友達が来る。その男は僕の妻と結婚したので僕らとは深い中になっている。小麦を作る傍ら、開いた時間を利用して森林組合で働いている。元々道具好きな奴で、最近ではこよなく自分のチェーンソーを愛している。僕も1台ハスクを持っているがメンテ、特に目立てがうまくできていないせいで思うように切れない。彼がその仕事をしてもう数年なので、扱いはプロだ。
その男にウチの庭木を切ってもらう。地元の造園やに頼むと1本3万円と言われ、スポンサーの大家さんの予算を軽くオーバーしたので彼にお鉢が回ってきた。
ウチに到着して中々作業が始まらない。じれったいなぁと思いながら我慢していたのだが、いざ始まると驚くほど手際がいい。初めに8Mのゴールドクレストを切ってもらった。チェーンソーの切れ味にも驚いたが、倒れた場所が彼が計算した通りだった。それから6Mのゴールドクレスト、難なくクリア。難しいのが3本目10Mのゴールドクレスト。切った後、裏の家に転がらないように、それでウチの屋根に乗り上げないように、倒さないといけない。その範囲は3Mと無い。木の幅ぎりぎりだ。その上、木の幹が日本刀のように反っているので、”受け口”を倒す方向の正面に向けてしまうと、屋根の方に倒れてしまう。それを反りを計算に入れて受け口を決めるのだが、そこが経験だろう。3本目のゴールドクレストは見事に何も傷つけずに倒れた。ゴルフのOBすれすれの位置からのリカバリーショットのようだった。かっこいい。これぞ職人と思う瞬間だった。
そのあと、瀬戸内の牡蠣をたらふく食べてもらった。

2013年2月8日金曜日

大小分ける

大玉を全数引き取ってくれていた地元の食品加工会社さんが、他地方から仕入れることにされたそうで、ウチからは小さいサイズしか取ってくれない事になった。それで、そこにとってもらえるものとそうでないものをサイズで2つに分ける。それがめんどくさい。どんな業界でも一番下の現場にしわ寄せが来る。
それで、大小を同時に収穫し、ワゴンを二段にして収納することにした。これが中々うまくいく。

2013年2月7日木曜日

マルハナバチ

とうとう念願の蜂が来た。トマトの十分に活躍してくれる、マルハナバチ。これを待っていた。
注文すると2日後には宅配便で届く。
まず、この新しい働き手に、この環境に慣れてもらう。今日一日はそっと置いといて。明日から徐々にトマトの花を覚えてもらう。
花の位置を覚えてもらうには理由がある。加温している時期、ハウスには日没中は保温カーテンが敷かれる、また日中の高温時には天窓が開く。こういうわけで蜂が巣箱から出入り自由にしておくと、カーテンが邪魔とか、天窓から出て行ってしまったとかで、返って来れなくなってしまう。
それを防ぐために、天窓が閉じていて、カーテンが開いている時間だけ、蜂の出入りを自由にして、まず花の位置を覚えてもらう。数日かかって覚えてもらったら、かえって来れない事態になることは少ないそうだ。
こいつらのおかげでホルモン処理をしなくて良くなる。薬品と時間を使わなくてすむのだ。

2013年2月6日水曜日

庭木を切らねば

庭木を切るために近所の造園屋に見積もりを頼んだ。6Mを超える木が4本、3Mほどの広葉樹が3本、2Mほどの広葉樹が3本、これを切ってもらって、処分してもらって20万円というので驚いた。
どうしても切りたいのは最初の4本だけだと、再見積もりをお願いしたのだが、入ってきた見積もりは、15万円、1本伐採の金額もびた一文安くしないで再計算してきただけだ。ここで少しでも気を利かせて、1本3万円の所2.8万円でお願いします、なんて内容の見積もりなら、付き合う価値もあるが、こういう商売のわからない輩とは付き合ってられない。
そこでだ。ひらめいた。
9日に牡蠣を食べに来るあいつに頼もう。あの男なら森林組合で働いていて毎日何本も大木を切り倒しているんだから。大家さんに頼んでそっちに日当を出してもらうということにしよう。

2013年2月5日火曜日

化学農薬は使いたくない

灰カビ対策として重曹溶液をハンドスプレーに入れ、灰カビを見つけるごとに、患部を切り取ってその後スプレーして防いでいたのだが、それにも限界がいたようで、これ以上増えると手におえなくなってしまいそうだ。
そうなるともう少しきつい薬、いわゆる化学農薬を使うように求められるのだが、何かないかなぁ。
有機JASでも天然物質農薬として認められているコロマイトを使ったがが体への負担を感じる。微生物から抽出したものが主成分になっているはずなんだが、これを使ったとたん臭いも、疲労度も化学農薬に近くなってしまう。いくら有機JASでOKだとしても、安全とは言えない。

2013年2月4日月曜日

ブラザーの嫁さん

俺にはボンダイブラザーズという仲間がいる。名前の如くシドニーのボンダイビーチでで会った奴らのことだ。出会ったといっても20年前のことだ。だが今でも交流がある。そのうちの一人がShigeoで先日結婚式を挙げた。その席にブラザーズは集まった。
その中の一人が1年ほど前外国の女の子と結婚した。結婚したという知らせを聞いて一度も会っていなかったのでその嫁さんともこないだ初めて会った。その子がいい子で若いのに懐が深い。だいたい男というのは俺も含めて大バカヤロウで、家庭にノイズを持ち込むのはいつも決まって男だ。ブラザーも結構アクティブなのでそれなりなのだが、それをちゃんと受け止めてる。
それでだ。その子と仲良くなりにブラザーを尋ねることにした。3月なのだが。ギターを弾くそうなので俺もギターを持って行く。

2013年2月3日日曜日

ノーアンサー

どういうわけかある男が電話に出ない。多忙なようなので1度や2度くらいはいいんだけど、メールにも、引越しハガキにも、年賀状にも、全く無反応で、そこまで無反応だと、完全に嫌われているか、連絡先を間違えているか、忙しいだけか、何か事件に巻き込まれてそれどころじゃない、ということになる。
嫌われてる筋: そんなこと無いと思うけどなぁ。でも俺は知らんうちに人を怒らせるからなぁ。最近人を怒らせた気がするのは大飯再稼動の頃だろうけど、そんな活動家でもないだろうし。
連絡先を間違えてる筋: それも無いだろう。電話番号と住所を同時に間違えるなんてねぇ。
忙しいだけ筋: そう願いたい。
事件筋: そうではないと人に聞いた。
いつか連絡が取れるのを待つしかない。

2013年2月2日土曜日

誕生日 42歳

言わずもがな、俺の誕生日なのだ。42歳になる。後厄だ。あと一年じっと我慢。何かを我慢しようと思ってきている。
といっても今日も仕事をする。
していると昨日の上出来トマト農家さんがのぞきに来てくれた。色々教えてもらった。ココには書けないけどあの技術は使える。理に叶っている。書けない書けない。誰にも見せない日記には書いた。
家では妻が色々と祝いをしてくれた。実家から巻き寿司と高級肉が届いた。俺はとにかく巻き寿司が好きで。
少ない友達からお祝いのメッセージを貰った。

2013年2月1日金曜日

上出来トマト農家

地元の人に初めて食事に誘ってもらった。近所のトマト農家さんで上出来と噂のご夫婦にだ。
嬉しいことに焼肉だ。ホルモンとタレとキムチがうまかった。あのホルモンは岡山では中々売ってない。大阪の焼肉といい勝負するくらいうまかった。
その間色々と話を聞いた。
・ 上出来なのはお二人がほぼ休みなして働きまくっていること
・ ハウスは肩換気ではなく天窓でないと仕事にならないこと
・ 農協ごとにトラックの走る先の市場が違うこと(つまり地域ごとに作物が違うこと)
この辺りの話が非常に気になる。