朝から豪雨。
AMは借りてる畑の奥の方にマルチを張ったまま手付かずの畝があるのでそこに先生がくれる苗を植える。
先生のハウスに行くと、トマトの苗がたくさんあるにはあるが、伸びすぎてて、茎が2M以上にひょろりと長いので、ハウス外に持ち出し、車に乗せハウス外に運び出している間にだいぶ傷めてしまう。
トマトは生命力が強い。
茎には産毛が生えていて、水分を求めて産毛が根になる機能がある。
それがどんなものか試したいので、もらった苗の中で状態のいい、根だけ、茎だけ、先端だけに分けて、それを植えた。ちゃんと根が出るかなあ。
PMは兵有研の研修生意見交換会に三宮まで行く。
兵有研の経営する八百屋カフェで研修生の販売研修が行われている。その八百屋カフェでは新規就農者がカフェの新人バイトとして扱われていて、生産者研修を受けている自分達はかなり下に見られているようだ。
接客をして野菜を売るところから売れる野菜について学べと言う。分からんでもないが・・・。
こっちは学生時代から色々飲食店でバイトを経験しバイトチーフになり、社会人になって生活をかけて接客業、営業、エンジニア、経営者を経験している。そこを、もう一度バイトをやってみろと言われている。どの農家がどんな野菜を出荷して、どの野菜がお客さんに売れているかは店頭で触れることのできる貴重なデータだけれど、それさえ集計表を見せてもらえば自分のデータとすることができるのでわざわざ店に立って何時間もかけてすることでもない。
中には”顔の見える関係を作りたいので販売研修はいい勉強になります”と言う人もいる。では、圧倒的に多く存在する顔の見えない人たちはどうすれば安全でおいしい野菜を手に入れることができるか?
僕は流通に卸ができるような効率の良い農家になりたい。ハウスで栽培し、ロスなく収穫し、ハウス内で梱包し、出荷することのできる農家になりたい。
例えば有機のニンジンを作っているとして、一本一本手間隙かけてしゃべってしゃべって自分の顔を覚えてもらった上で食べてもらうよりも、1000本を不特定多数の人に食べてもらいたい。顔の見えない人達にも安全でおいしい野菜を食べてもらうことが自分の仕事だと思っている。
つまり、方向性の違う研修生みんなに同じプログラムを当てはめようとしていることを非効率だと思う。自分の伸ばしたいところを伸ばせるプログラムを個人個人が考え実行するべきだと思う。
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